恐るべき自動販売機　その6

　「うおりぃやぁぁぁぁぁ！」、「Uryyyyyyyyyyyyyy!」
５人がかりでディオ・ブランドーのような雄叫びを上げながら渾身の力を込め、我が愛車バイオレット（日産サニーハッチバック）に載せた。しかし大きい！後部座席を倒しているのに上半分しか載らないぃ！　しかも車高が20ｃｍぐらい下がった。うぅ〜ん。この車高。族車だ。しかしうしろのハッチバックから自動販売機を半分はみ出させた族車などさすがの族天国の茨城県にもいるまい。
　私は愛車バイオレット（日産サニーハッチバック）のコクピットに乗り、残り４人は後ろで自動販売機を道に落とさないように支えることにした。今度落としたらもう載せるガッツはちょっとない。
　こうして時速５ｋｍぐらいで我々は自動販売機を大型ごみ捨て場まで捨てに行ったのであった。みなさん空き缶はゴミ箱に捨てようね。

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