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Mac MacとWindowsの接続方法 Win

by 高田さん

 最近はMacとWindowsの接続に関するお問い合わせが増えております。そこで当サイトのサポーターである、高田さん(インターネットはじめのいっぽ♪)の説明を掲載いたします。ご利用下さい。


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●高田稔大さんによる「WinとMacの相互接続」
投稿日 : 2000年9月29日<金>15時15分
 前提として、MacとWinではデータ形式が違います。Macの扱うファイルの多くは“Macバイナリー”とか“リソースフォーク”といったWindowsには無い情報を持っています。それらを正しく理解してデータを引き継ぐ事と、LAN接続は本来別次元のお話なので、コンピューターの信号が繋がったとしても、上手にファイルをやりとりするには、特殊な処理が必要となります。それを予備知識とした上で、Win/Mac相互接続の代表的な例をご紹介致します。
  1. 市販ツールを用いて、シリアル接続や簡易LANを構築する
  2. NTサーバーを設置して本格的なLANを構築する
  3. FTPを使う
  4. ルーターやTAを使っての簡易LANを構築する

  1. 市販ツールを用いて、シリアル接続や簡易LANを構築する。
    Win←→Mac間のファイル転送・共有ツールとして市販されている以下のツールをご紹介致します。無料のデモ版がダウンロードできますので、お気軽にお試し下さい。
    Monkey-Com(クワテック株式会社)【試用期限20日間の無料デモ版】
     『Monkey-Com』は、シリアルポート(RS-232C)を使って接続する専用ソフトです。転送速度はやや遅いですが“Macバイナリー”の変換をきちんとしてくれるので大変便利です。専用ケーブル付属していませんので、市販の「クロス・ケーブル」をご用意下さい。
    WinMounter(有限会社エスコンピュータ)【試用期限30日間の無料試用版】
     『WinMounter』は簡易LANツールで、各マシンにIPアドレスを自分で設定してネットワーク化します。通常のLANケーブルに使用する“ツイストペア・ケーブル”を用いますので、接続する各マシンにそれぞれLANポート、あるいはネットワーク・カードが必要です。
    【ご注意】
    LANの場合、マシンが1対1の場合と複数接続の場合は接続構成が異なります。
    • 1対1の場合(“ピァ・トゥ・ピァ”と呼びます)
      LANケーブルは“クロス”というタイプを使用し、マシン同士を“直接ケーブルで接続”します。
    • 複数のマシンをLAN接続する場合
      “ストレート”というタイプのLANケーブルを使います。この場合、更に『HUB(はぶ)』が必要です。『HUB』は、コンセントの集合タップのような機器で、沢山のLANケーブルを一個所にまとめて繋てげる配線集約装置です。各マシンはこの『HUB』を中継地点にしてネットワーク化される訳です。なお、上記の条件は他のLAN接続方法にもすべて共通の決まり事です☆★
  2. NTサーバーを設置して本格的なLANを構築する
    『Windows-NT Server』があれば、無限に(たぶん256台までは正常に)MacをWinに接続でき、安定したLAN使用が可能です。『Service for Macintosh』というユーティリティーを動かしてNTが内部的にMacの信号を自動変換しますので、ユーザーはMac/Winデータの違いを意識すること無くファイル共有が可能です。またプリンター共有・インターネットの同時アクセス等も、他のどの方法よりも高安定・高速利用できます。必要な機材は、Windows-NT Server(OS)のPCの他に、LAN接続する各マシンに内蔵LANポート、またはネットワークカード、場合によっては『HUB』が必要です。
  3. FTPを使う
    Macに“OpenTrancePort”等のTCP/IP関連の「IPアドレス」を使ってWinとMacをデータ的に接続させる事は非常に簡単です。これを利用し、相手のIPアドレスへ接続させて、“FTPソフト”でファイルのやり取りをさせます。FTPとは「File Transfar Protocol」の略で、ファイル転送専用の接続方式の事です。必要な物としては、LANカード等による一般的なネットワーク環境と、フリー・ソフト等で提供される“FTPソフト”となります。但しFTPは『ファイル転送専用』の方式ですので、アイコンをクリックして操作するのではなく、ソフトのコンソール画面の一覧から欲しいファイルを選んで送受信する為、完全なLANで実現されるような使いやすさは望めません。また、場合によっては接続相手側に「FTPサーバー・ソフト」を起動しなくてはならない事もあり、使い勝手の面で初心者の方にはあまりオススメできません。
  4. ルーターやTAを使っての簡易LANを構築する
    最近では、ダイヤルアップ・ルーターやTA等、ISDN機器を使って簡易LANを創る事ができるようになりました。例えば、NECの“コムスターズ・ルーターの場合、PCの接続ポートを4口持っており、複数のPC(Win/Mac混在可)をルーター経由でLAN化できます。わたしは“HUB”機能を持つYAMAHAのルーターを使用していますが、LAN上の各機種へIPアドレスを自動的に割り振る“DHCP"という機能を持っているので、大変便利に活用しています。但し、初めにお話したMacとWinのデータ形式の違いによって、Win同士/あるいはMac同士が接続されたような完全なLAN環境にはなりません。(本来は異なる機種が同時にインターネットへ接続する為の構造であり、付加的にLANになるというだけなので、異機種間の複雑なデータ変換はしない訳です。)この場合、Win側でFTPサーバーまたは“パーソナル・Webサーバー”を立ち上げれば、Mac側のブラウザー等でアクセスすることは可能となります。
    [補足]
    “パーソナル・Webサーバー”は、インターネットのホームページ(Web)と同じしくみを自分のPCで実現できる物です。所謂「簡易サーバー」の機能ですから、インターネット・ブラウザーでアクセスしたり、FTPを使ってファイルを取り出したりすることができます。ちなみに、わたしは使ったことがありませんので、具体的な部分がコメントできず申し訳ございません。詳しくは関連Webや書籍等をご参考下さい。

 以上、長々とご紹介いたしましたが、具体的なLAN設定の仕方等、更にご興味が
ありましたら直接メールにてお知らせ下されば、個人的にご案内申し上げます。

インターネットはじめのいっぽ♪の高田さんの投稿です。


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