「Windows登場以来パソコンが使い易くなった」というのはマイクロソフト社の(当社比)であり、最初の取っつき易さ、分かり易さにおいてはMacの方が上でしょう。Macは適当に触っていると使い方が分かりますが、Windowsは、覚えることが多く、習得に努力を要します。Mac使いの皆様はイライラするかもしれませんが慣れてしまえば一緒です。がんばりましょう。
ただ、細かい点を見ると詳細にカスタマイズできたり、非常に便利な機能があったりMacより便利な点がいくつもありますので、へピーユーザーにとっては結構快適に使えるかも知れません。ここではMac使いが快適にWindowsを使えるように注意すべき相違点を記すことにいたしましょう。
なお、Windows XPはMacと路線は違いますが、ある意味で大分分かりやすくなったかもしれません。
注:Winはあまり強くないので誤りもあるかもしれません。お気付きの方はMacWin広場・相談所にお願いします。
トラブル他
フリーズ等の対処法 1998.9.15UP 2005.8.27更新
Windows 2000/XP等のNT系はOSがフリーズすることはまずありませんが、たまにアプリケーションがトラブル事があります。このような場合、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを1回押すと、タスクマネージャー(WindowsXP/2000)、もしくは強制終了のウィンドウ(Windows95/98)が開いて終了するソフトやフォルダ、ファイルを選択できます。また、WindowsXP/2000で使うことは極めてまれでしょうが強制再起動は、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを2回押すとできます。
トラブル対応1998.9.15UP 2008.4.19更新
アプリケーションの不具合の場合は再インストールです。それでだめならアンインストールして再インストールです。特にMS-Officeは一旦アンインストールしてから再インストールした方が確実です。しかし、Windowsそのものの再インストールは自爆覚悟の最後の手段と考えた方が良さそうです。MacOS9系のように素人ができる対策はほとんどないでしょう。
また、一旦、セーフモードで起動してシステム終了し、改めて普通に起動すると症状が落ち着くことがあります。
メンテナンス 1998.9.15UP 2005.8.16更新
Windowsは、基本的にMacOSX同様メンテいらずです。MacOS9系のようにデスクトップの再構築もトラブル時のPRAMのクリアもありません(逆に言えばトラブル時にほとんど手の出しようがないわけですが)。またハードディスクの最適化も一応、自動処理です。ただ、そうであってもやはり適当にメンテナンスをした方が良いでしょう。長期間ノーメンテナンスで使ってるとかなり不安定になり、復旧が難しくなります。
また付属ユーティリティがてんこ盛りです。結構便利かも知れません。以下二つだけ紹介しておきます。
- スキャンディスク(Windows95/98/ME)
ディスクユーティリティ(MacOSX)やDiskFirstAid(MacOS9系)みたいに検査するソフトですが、起動ディスクでも問題なく修復可能です。ただ「完全」で検査するとすごい時間がかかりますので(MacOS9系のドライブ設定の"ディスクの検査"に相当)、普段は「標準」で検査されると良いでしょう。異常発生時には取りあえずこれを実行しましょう。
- デフラグ
HDの断片化を解消し最適化するソフトです。でもWindowsは上述の通り、一応自動で最適化していますので断片化はそんなにしません。よって出番はほとんどないです。業務用でも1年に一回すれば十分な程度です。極たまにファイルを損傷しますので、頻繁にやらない方がよいでしょう・・・と言うかできればやらない方が無難でしょう。
Windowsの各バージョンについて 1998.8.15UP 2008.11.19更新
ハードは、激しい競争で急速に進歩したので、巨大なWindowsシリーズでも十分に速くなりました。あとWindowsについての私の現在の印象など。
- Windows95は軽くて安定していた。
2000年頃までの企業の標準的バージョン
- Windows98はメモリ消費がでかく重い割に大したことない。
- IE4は重すぎる。IE5以降にするととても速くIE3.02より速い。
- アクティブデスクトップも重いだけ。
- Windows Meは、世界最悪の出来。使うべきではない。
- Windows 2000は、2002年〜2005頃の企業にとって最も無難なOS。
- Windows XPは、ライセンス上、企業でも徐々に2000から切り替わっている。
- Windows Vistaは、リスクが高いので大手企業では未だにあまり採用していません。しかし、業務用のアプリケーションなど、徐々にVista対応に切り替わりつつあります。が、普及する間もなく、Windows7に取って代わられそうです。
また、アップデートがやたら多いのですが、そのアップデートの不具合も多いので企業のPC管理部門はかなり気の毒なものがあります。さらに、企業はOSとMS-Officeのバージョン更新のタイミングを常に悩んでいるような状態ですね。
自作できる 2000.2.17UP 2002.5.1更新
DOS/Vのデスクトップ機は、パーツが充実していますので好きなように自作できます。進歩が早いので相性問題やBIOS等の整合性に気を使う必要がありますが、好きな人にとってはとても面白いでしょう。ただ昨今はデスクトップ機の低価格化が進んだため、下手に自作するより適当な安価マシンの方が安く付くこともあるでしょう。
また、Windows XP以降ライセンス管理が厳しくなり、自作、改造PCはアクティベーションが面倒になりました。