●2004/5/30 Classic脱出できず・・・。
今日、教会学校の生徒の保護者に(今頃)今年度の活動案内を出すためにPIXUS 560iで長型4号の封筒に宛名印刷をしようとしたところ、何度やってもうまくいかずに苦慮しておりました。そして、散々苦労してからマニュアルを読むと、
「MacOS Xでは、長型3号/4号の封筒は印刷できません」
とナニゲに書いてありました・・・。最初から読むべきだった、と言うか、手抜きしないで下さいよキヤノンさん、中途半端なドライバでお茶を濁さないで下さい。
・・・という分けで、住所録だけはクラシック環境を起ち上げてクラリスワークスとことえりでの作業となってしまいました。ガックシ。
●2004/5/24 iDVD
10.3を使っていて気がついた。
「iDVDがどこにもない」
iTunesやiPhoto、iMovieはあるのに。と言うわけでよく分からないまま、PowerMac付属のCD-ROMを見た。MacOSXのCDにはない。アプリケーションのCDにもない。うーん、じゃぁ、リストアCDか? という訳で面倒くさいけどしょうがないので空いているHDDにリストアすることにした。そうして、またもや結構な時間をかけてリストアすると、iDVDがちゃんとあったのでこれをコピーし、また、何かの時にリストアからやり直すのはいやなのでiDVD一式をバックアップのボリュームにコピーした。何なんだろう? どうしてiDVDだけ10.3にないのだろうと思ったが、10.3の解説書の一番最後にさりげなく小さく書いてあった。
「iDVDアプリケーションはMacOSXには組み込まれていませんが、お使いのコンピュータにインストールされている場合もあります。」
あぁ、そうだったんですか。という訳でHDDを全部初期化する場合はご注意を。
●2004/5/22 MacOS X10.3 Panther稼働!
2002年8月にQuickSilverを入手して9月にMacOS Xへの移行を試みたのですが、対応アプリケーションが揃っていないなどの理由で、結局今までMacOS9を使って参りました。しかし、10.3は買う!と心に決めておりましたので、先日、オークションで入手いたしました。正規品を2/3の価格で入手できましたので得した気分です。
で、それからが大変でした。OSの入れ替え自体は大したことないのですが、二つのHDD(40GBと60GB)のバーティションを切り直すため、データを片方に全部退避させてパーティション切りし、次に新しくパー切りしたHDDに退避させたデータをまた退避させて、残りのHDDをパー切りするということをしたのですが、結構、泣きを見ました・・・。
これぐらいの容量になると、とにかくデータのコピーに時間がかかりますし、元々のHDDは細かくパー切りしていたので、隙間にデータを押し込みまくって(コピーし直したり)ごちゃごちゃでした。はじめはMacOS X10.1.5を起動して始めたのですが、もうラベル機能で色分けでもしないととても整理がつかないということで、途中からMacOS9でやってました。そして参ったのは、Macに取り込んだままほったらかしのデジタルビデオのファイルですね。なんと、30GBもありました・・・。というわけで予備の6.4GBのHDDを使ってもそれ以外のファイルは13GBぐらいしか持てないので、CDがあるものなどはどんどん捨ててバックアップはCD-Rに焼きました。そうやって、10.3インストールの準備が整ったのは、金曜日の午前1時・・・。そして、(翌日、会社で試験があるのに・・・)そのままインストールに突入して取りあえず終わったのが夜中の2時でした・・・。木曜の朝に始めたので、木曜日は会社で8時間働いて、この作業かれこれ7時間もかけて、いやぁ15時間も労働してしまいました。
という状態でしたが、現在、10.3にほぼ移行が完了いたしました。うーん。いい。涙が出るほどいい。10.1.5とは大違いです。あいつは使えませんでしたが、10.3を触るともうMacOS9に戻る気はしませんね。スキャナを使うときは戻らないとだめですが。
10.3についての印象などはまた、今度書くことにします。
●2004/5/9 すごいアクセスが来た。
昨日気が付いたのですが、5/6と7に普段の3〜5倍ぐらいのアクセスがありました。2ちゃんねるあたりで叩かれているのかなと思いましたがアクセス解析の結果、Yahoo!のMacOS Xから当王国のMacOSの歴史来ていることが分かりました。でも、Yahoo!のMacOS Xを見ても当王国へのリンクがないんですよね。状況はよく分かりませんが元々リンクがあったのが何らかの理由で削除されたのかもしれません。もし、何かご存知の方がおられましたら、教えていただけるとと嬉しいです。
確証はありませんが、ひょっとしたら当王国は一時、某社の批判を結構していたので実はブラックリストに載っているのかも・・・。2002年以降、雑誌掲載がいきなりほとんど途絶えてますしね。
というわけでMacOSの歴史を更新しました。なんかもう久々の更新です。
パソコンメーカーを新しく4社ほど追加しました。
●2004/5/1 情報システムについて
昨年の12/16に情報システムについて記しましたが補足します。事務作業のように情報処理そのものが業務であり、多少のやり方の違いがあっても実質的にどこの会社でもインプットとアウトプットが大差ないケースと、製造業の生産管理のように業務プロセスに情報以外の「モノ」が関与しており、業務プロセス自体に企業の個性があってそれがしばしばその企業の強みとなっている(トヨタ自動車など)ケースでは状況は異なると考えられます。前者の場合は、多少導入手順がまずくても情報システムの導入で業務が効率化する可能性がありますが、後者の場合は情報処理以外の部分が業務の主体ですので情報処理を高速化しても「モノ」や実際の生産工程が情報に追いつかないと情報システムは無力です。また「モノ」を伴う場合、仕事のやり方を変えるには物理的な「モノ」も関係するのでそれ相応の労力とコストがかかります。
このように、情報システムで業務を効率化しやすいケースとそうでないケースがあると考えられるわけですが、いずれであっても目をつぶってトップの思い切りだけで情報システムで業務をBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング:抜本的な業務改革のこと)しようというのは暴挙でしょう。
最適な業務プロセスというのは本来、ソフトウェアのプログラムの中にあるのではなく、自社の業務を制約条件に捕らわれずに自分たちでよく考えて組み立てることで得られます。そして、その次に各種制約条件をどのように解決するかにかなりの知恵と労力が必要となります。しかし、その労苦をはしょって情報システムに丸投げしたところで、結局は新しい情報システムと実際の業務上の様々な制約条件がかち合うので、先に苦労するか後で苦労するかの違いだと言えます。そうしますと、後で苦労する方を選択しますとものすごくコストがかかりますので、やはり最初に苦労することを選んだ方がいいわけです。
そのように、最初に業務プロセスを考えるという手順を踏んで業務改革を行おうとすると情報システムどうこうという以前に、新しい業務プロセスに変えて実際に仕事をやって見るという段階が出てきます。そうすると、既存の情報システムがいきなり重荷になるとか、新しいやり方を簡便化するシステムやツールがないから手作業が増えるなど様々な問題が出てきて、これが自分たちがやりたい業務改革に必要な情報システムの要求仕様の一つとなるわけです。
私の考え方はある一つの考え方に過ぎないでしょうが、情報システムが変わる日を境に突然仕事の仕方が変わるようなBPRは(最初に述べた前者のケースであれば、まだマシなのかもしれませんが)、乱暴であり成果を出しにくいと思います。
以下に参考となるサイトを紹介します。
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